生存確認&報告の場。
シホ→シカ→いの?的な自己満小説。
よければどうぞ!
「シホ」
「はっハイッ!」
休憩の時間。茶を飲んで一息ついていたシホは、後ろにいたシカマルにいきなり話しかけられ危うく茶をこぼしそうだった。
「ななな何ですか!?」
「ちょっとこっち向いてもらえるか?」
「へ……?」
よくわからないまま振り向くと、何故か凝視してくるシカマル。
「あー……やっぱ・・・。」
「え?な…何がですか?」
(ぶ、ぶっちゃけシカマルさん顔近すぎですッ!)
訳もわからないまま混乱するシホ。
それを気にしない…というか気付かないのか、なんでも無いようにシカマルは独り言をつぶやく。
「なぁ、」
「ハイ?」
「それとってもらっていいか?」
「へ…?」
ふとシカマルがシホの顔―…メガネを指差して言った。
やはりシホにはその意味がわからない。
「こ、これですか?でも…。」
「頼む。少しでいいから。」
「うぅ・・・・・・。」
少し戸惑ったが、シカマルの''頼む''の一言に揺らぐ。
「・・・わ、わかりました・・・。」
シホは緊張しながらメガネを外す。
「………マジかよ…。」
「へ?なんですかシカマルさん?」
ぼやけているのでよくわからないが、少し驚いたような顔をしているように見える。
「あ、いや…ありがとな、もういいぜ。」
「あ、ハイ…。」
シホがメガネをかけなおした時には、すでに元の表情に戻っていた。
「どうしたんですか?」
「あー…悪い、幼馴染に似てるなって。」
「私が?」
(私に似たシカマルさんの幼馴染……ぶっちゃけあってみたいかも。)
「まぁなんとなく、なんだけどな。髪型とか色とか・・・眼の色まで似てたから驚いた。」
「へぇぇ……。」
「…あ、でも性格は全然だぜ?アンタと違って五月蠅いし面喰いだし我儘だし…
…とにかく、アンタのがずっと大人しいし優しいし。」
「あはは、そうなんですか?」
「あぁ…アイツ以上にめんどくさい奴はいねぇな。」
シカマルはその''幼馴染''の事をひどく貶しているが、
シホにはそれを話すシカマルが心なしか楽しそうに見えた。
「シカマルさんその人と仲いいんですね。」
「…シホ、俺の話聞いてたか?何でそういう方向に―……」
「聞いてればわかりますよ。ぶっちゃけシカマルさん楽しそうでした。」
「・・・そうか?」
「はい。」
(悔しいほど丸わかりです)
シホは最後の言葉を飲み込む。
「……そういうもんか?…めんどくせぇ」
少し困ったように頬をかくシカマル。
「今度紹介してくださいね、その''幼馴染''さん。」
「あぁ…完璧なB型人間でよければな。」
シカマルが苦笑する。
まさかシホが(恋敵…しっかりどんな人か確認しないと!)なんて考えてるとは思いもしないだろう。
鈍感なシカマルの横で、まだ見ぬ''自分に似ているライバル''に闘志を燃やすシホだった。
――――――――
ハイ自己満ー!(ぇ
実際シホちゃんの事、いのに似てるって言ってる人いるんですよね。
(だからって妄想激しいぞ私)
なんかそのまま本館にUPする勇気がありませんでした(汗
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!;
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